速さが足り…てる!?『大正野球娘。』第三話

前回でメンバー&監督が揃い、ついに本格活動に入った女子野球部「櫻花會」。


練習開始!→練習試合決定!→試合決着!


他の野球作品なら三話はかけそうな展開を一話で消費するとは…。それでいて駆け足に感じさせず、バランスよく纏められているのは凄い。いやぁ、話が進むのっていいですね〜(他意はない、多分)。 野球練習始めたばかりの「あるあるwww」な雰囲気も再現度高し。へっぴり腰とか、腕投げとか、キャッチャーがマスクで痒いとか。小梅かわいいよ小梅。小梅がおにぎり加えて登校するシーンは、今やクラシックなお約束の食パン加えて〜を大正風にアレンジした感がなんだか面白い。さらに同シーンで、小梅の持つ潜在能力の高さ、試合相手校の男子とのフラグ立てと、このイベント密度はどうだ。


今回の対戦相手である旧制中学は現在の高校生に当たるので、実質、女子中学生VS男子高校生。しかも櫻花會メンバーの大半は素人に毛が生えた程度。原作はこれでも策を弄して勝利するけど、アニメではある意味当然の惨敗。メンバー集めから練習での上達まで、トントン拍子に進んで来たメンバーを絶望に突き落とす如きこの原作改変展開は、個人的に非常に評価したい。


圧倒的な実力差に心折られた少女達は、今後どう行動するのか。小梅の天真爛漫さがチームを救うか? そして、タイトルの略称「たいやき。」が次回予告に出ているのはやはり狙っているのか!? 俄然面白くなってきたぞ、『大正野球娘。』。