Leaf「痕-きずあと-」2009年版プレイ感想

自分はLeaf作品は「うたわれるもの」から入った世代で、それ以前の作品としては初プレイ。
この再リメイク版(通称RR)はグラフィックも一新されていて、違和感無く入ることが出来た。
ヒロイン声優陣はこの上なくツボ。千鶴姉さんは中の人が素でも通じるくらいリンクしていて素晴らしい。
絵に関しては旧版を知らないので比較できないが、いかにも最近の絵という感じで悪くは無い。
ストーリーは、和風で伝記でバトルあり。なるほど、昨今のゲームにも通じる要素が所々ある(特にfate以降の伝記ブーム後だと色々感慨深い)。ルート攻略順が決まっていて、徐々に事件や主人公に纏わる謎が解けていくところなんかは好きな要素。シナリオはやや大雑把な部分も時代を感じさせるがそこまで気にならなかった。


しかし今リメイクでの追加要素のメイドルートは、どうだろう。
結論としては、そこそこ楽しめたとは思う。が、突然メイドである。しかもツルペタどじっこメイド。
なんというか、お団子に濃厚ハチミツをかけるような困惑があったのも事実だ。
ヒロインは四姉妹で十分完結してると思うので、公式いちゃいちゃアフターでも良かったのではと思う。ヒロインと恋人になる過程とその後は割とあっさりなので、グラフィックや声優陣で現代風に演出強化されている分「勿体ない」と感じてしまったのもある。まぁそれだけヒロインが魅力的に感じたからなんだと思う。
……楓好きなのに無口キャラの宿命か、個別ルート以外ひたすら影が薄いせいだとも思うけど(笑)